ケースレポートは,スーパーバイザーの指導を受けたケースについて学校心理学の視点から記述します。
申請時直近5年以内のもの(ケースの実施期間の開始日または終了日が含まれていれば可)で,申請者が,これまで担当してきた諸ケースの中から,「学校心理士」としての自分の力量や姿勢を評価してもらうのに適切と思われる1ケースを選び,それについて,以下の構成でレポートにまとめ,提出します。自分の類型に適する領域(特に学校教員類型の人は学校場面での領域)を選ぶことを原則とします。
大学院の授業(実習など)の一環として行われた実践も可とします。
以下にケースレポートの形式について記載いたしますが,詳細を省いております。
作成の際は必ず「手引き及び申請書」「学校心理学ガイドブック(第4版)」「ケースレポートハンドブック」等をご確認ください。
申請書・書籍等販売ページ
書式
A4判の縦用紙(片面)に,横40字×縦25行,横書きで作成してください。
ページ下部には,ページ番号を記入してください。
※図表や参考文献・引用文献の全てを含めて10ページにしてください。10ページより多くても少なくても認められません。表紙は不要です。
テーマ
次の11領域の中から選んでください。
① 個人やグループに対して,教師が行った継続的な指導・援助
② 個人やグループに対して,スクールカウンセラー等が行った継続的な指導・援助
③ 通常学級等での学習や進路に関する指導・援助
④ 障害のある子どもに関するアセスメントと「個別の指導計画」等の作成およびその実践
⑤ コンサルテーション(特定の子どもに対する指導・援助の体制づくりとその活動(教師や保護者への支援を含む))
⑥ 学級づくりや保護者への援助
⑦ 学年や学校全体のマネジメントと組織づくり
⑧ 個人やグループに対する学校外での継続的な指導・援助
⑨ 学校外での専門的なアセスメントと「個別の指導計画」等の作成およびその実践
⑩ 学校外でのコンサルテーション
⑪ その他の心理教育的援助
項目
必ず以下の項目順に記述してください。
①テーマ
②表題
③報告者氏名
④報告者の立場
⑤教育援助の対象者
⑥教育援助を行った機関,施設,場所
⑦期間
⑧教育援助開始時における対象者の問題の概要
⑨教育援助開始時における,対象者,学校,学級,そして家族の環境などについての心理教育的アセスメントの焦点,方法と結果
⑩心理教育的アセスメントに基づく教育援助開始時の教育援助の方針と計画
⑪教育援助の経過の概要
⑫本ケースにおける教育実践についての学校心理学の観点からの考察
⑬教育援助の自己評価(自己点検)
注意事項
支援の対象者や関係者の人権を尊重し,倫理面に十分配慮してください。
特に,プライバシーに十分配慮し,対象者を特定できるような情報は出さないよう十分気を付けてください。
※提出された書類は審査の目的以外で使用することはありません。