日本学校心理士会では,東日本大震災の際に「震災に関する子どもや学校のサポート資料」を作成し,熊本地震の支援の際に微修正を加え熊本県でも広く活用されました。
令和6年1月1日に発生した能登半島地震への支援に活かすため,東日本大震災や熊本地震等での支援の経験をもとに,本資料の一部を改訂しました。
震災の影響をうけた子どもや学校の状況は,日々変わっていきます。また子どもの状況は,地域によっても大きく異なると思います。そして一人一人の子どもの特性によっても,震災から受けている影響は異なります。さらに,子どもを援助する大人の状況も多様です。この資料の活用におかれましては,子どもや学校の状況,先生方や保護者の状況に合わせて,柔軟に,「参考になること」「できること」のヒントにしていただけると幸いです。そして,子どもと学校のサポートで鍵を握るのは「チーム援助」です。お互いに,助けられ上手になって,周りの力を借りながら進んでいきたいものです。
大災害における子どものサポート等,子どもや学校の危機支援に役立つと思われる内容を取りまとめておりますので,ぜひご活用ください。
★震災に関する子どもや学校のサポート-教師、保護者へのヒント-サポート資料(ver. 5[能登半島地震支援版]2024 年4月1日版)
一般社団法人学校心理士認定運営機構
理事長 石隈利紀 事務局長 山口豊一
日本学校心理士会
会長 山谷敬三郎 副会長 田村節子 岡直樹